郵便税切手
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郵便税切手(ゆうびんぜいきって)とは、一定期間に差し出される郵便物を対象に正規の郵便料金とは別に、郵便物自体に課税する際に、その税を徴収するために貼り付けさせる切手である。日本では発行された事はない。
概要
郵便税切手は中南米諸国や旧ユーゴスラビアなどで数多く発行されていた。多くは印紙のような小型サイズの切手で単色印刷の簡単なデザインのものが多い。目的は必ずしも公共の目的ではなく、財政赤字の補填を目的とすることもある。同様なものとしては戦費調達を目的とする戦時税切手がある。こちらは「戦争終結」まで義務化される場合が多い。著名な郵便税切手として、1948年のベルリン封鎖では西ベルリン市内で発送される郵便物に添付が義務付けられたものである。
関連項目
郵便税切手
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 17:52 UTC 版)
郵便税切手とは正規の郵便料金とは別に、郵便物自体に課税、その税を徴収するため郵便物に貼りつけさせる切手。課税目的であるため実質的には印紙の一種ともいえる。中南米諸国やユーゴスラビアでは数多く発行されていた。目的は必ずしも公共の目的ではなく、財政赤字の補填を目的とすることもある。またユーゴスラビアではサラエボオリンピック開催費用の郵便税切手が発行されたこともある。著名なものに1948年のベルリン封鎖では西ベルリン市内で発送される郵便物に、空輸費用捻出のために添付が義務づけられた郵便税切手がある。類似したものとして戦時税切手があり、こちらは戦費捻出のために発行される。 これら以外にもさまざまな切手が発行されており、そのような切手は切手カタログでは後半にまとめられていることから、"Back of the Book" と総称される。
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