郊外化の指標
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/08 06:14 UTC 版)
人口の郊外化の指標として、富田 (1995)では増加率法、郊外化率、増加寄与率法、郊外化進展指数が挙げられている。 増加率法時期 t 1 {\displaystyle t_{1}} から t 2 {\displaystyle t_{2}} までの周辺都市における人口増加率が中心都市よりも上回るかどうかで、一般に郊外化が進行下の場合、周辺都市のほうが中心都市よりも人口増加率が高くなる。 郊外化率時期 t 1 {\displaystyle t_{1}} から t 2 {\displaystyle t_{2}} までの周辺地域の人口増加率から中心都市の人口増加率を減じた値を使用する方法で、Frey and Speare (1988)により提唱された。 増加寄与率法時期 t 1 {\displaystyle t_{1}} から t 2 {\displaystyle t_{2}} までの大都市圏全体の人口増加量のうち中心都市と周辺都市の増加寄与率を使用する方法で、郊外化が進行している場合は、周辺地域の増加寄与率が時期 t 1 {\displaystyle t_{1}} における大都市圏全体における周辺地域の人口の割合よりも高くなる。 郊外化進展指数郊外化進展指数とは、 t 2 {\displaystyle t_{2}} における周辺地域の人口の割合と t 1 {\displaystyle t_{1}} における周辺地域の人口の割合の差のことである。大都市圏全体の人口における周辺地域の人口の割合の変化に着目する方法で、郊外化が進展している場合はこの値が正となる。
※この「郊外化の指標」の解説は、「郊外化」の解説の一部です。
「郊外化の指標」を含む「郊外化」の記事については、「郊外化」の概要を参照ください。
- 郊外化の指標のページへのリンク