還元性を示す理由
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/24 05:47 UTC 版)
環状構造をとる糖が開環して鎖状構造になるとアルデヒド基やケトン基を持つようになる。それぞれを持つ糖をアルドース(グルコースなど)とケトース(フルクトースなど)と呼ぶ。アルデヒド基は還元性をもつが、普通ケトン基は還元性を示さない。しかし、-CO-CH2OH基を持つケトースではケト-エノール互変異性(ロブリー・ドブリュイン-ファン エッケンシュタイン転位)によってエンジオールと呼ばれる構造を経由してアルドースに異性化する。
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