遺構由緒
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/15 04:57 UTC 版)
「三木家住宅 (兵庫県姫路市)」の記事における「遺構由緒」の解説
三木家住宅は、棟札や古文書等創建年代を明確に示すものは発見されなかったものの、土間の小屋束で元文2年(1737年)と書かれた祈祷札が発見された。また、古文書には、元々三木家住宅は現在地から300mほど北にあった林田藩陣屋の門前に立地していたが、当家への牛馬の往来が激しく糞尿で門前を汚すため、三代目当主定久の代、寛永20年(1643年)に現在地に移されたことが記されている。 三木家住宅の建築時期は江戸時代初期と推定される。民家遺構としてはかなり古いもので、大庄屋の建築として兵庫県下で年代が推定できる最古の遺構である。また、この時代の大庄屋屋敷が残っているのは全国的にも極めてめずらしく、民家史上重要な遺構といえる。
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