選択的連結(択一的連結)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 00:22 UTC 版)
一つの法律関係につき複数の連結点を用意した上で、それぞれの連結点が指定する準拠法のいずれかにより要件が満たされればよいとするもの。例えば、日本では遺言の「方式」に関する要件につき、遺言の行為地、遺言成立又は死亡時の国籍、遺言成立又は死亡時の住所地、遺言成立又は死亡時の常居所地、不動産に関する遺言の場合は不動産の所在地のいずれも連結点になり、どれか一つの連結点により指定された準拠法により方式が有効であれば、他の連結点により指定された準拠法では方式が無効であったとしても、方式につき有効なものとされる(遺言の方式の準拠法に関する法律第2条)。
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