選定印
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/07 08:46 UTC 版)
神に与えられた王たる者だけに授けられる冠とされている。生まれた時から額に浮かんでいる複雑な形をした痣で、緑色に光る。皮膚が直接染まっているかのようだが、その部分を刃物などで穿っても、肉の向こうからその緑の光が消えることなく覗く。王国リタントでは、この徴を持つ者だけが王となることが出来る。かつてリタントが統一国家ダリューラから分裂した際に、三足族を率いた初代国王の額にその徴があったことが起源となっている。アネキウスが彼に与えたものだとされているが、強い魔力を持つ何者かが人為的に造ったのではないかという懐疑も持たれている。 二十年に一人の割合で所持者が生まれ、その人物は出自に関係なく王座を与えられる。彼らは継承者、候補者、寵愛者などと呼ばれる。
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