過キセノン酸イオン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/13 10:00 UTC 版)
過キセノン酸の酸解離により逐次以下のような陰イオンが生成する。 第一段階解離:過キセノン酸三水素イオン(かキセノンさんさんすいそイオン、trihydrogenperxenate, H3XeO−6) 第二段階解離:過キセノン酸二水素イオン(かキセノンさんにすいそイオン、dihydrogenperxenate, H2XeO2−6) 第三段階解離:過キセノン酸水素イオン(かキセノンさんすいそイオン、hydrogenperxenate, HXeO3−6) 第四段階解離:過キセノン酸イオン(かキセノンさんイオン、perxenate, XeO4−6) また過キセノン酸イオンはナトリウム塩およびバリウム塩などの結晶中にも存在する。 過キセノン酸イオンは6配位正八面体型構造で、Xe−O結合距離は過キセノン酸カリウム九水和物 K4XeO6·9H2O の単結晶X線構造解析において186±1 pmである。
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