進行悪性黒色腫
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/13 09:42 UTC 版)
2014年3月、進行悪性黒色腫に対するイピリムマブとバビツキシマブ(英語版)(ホスファチジルセリンを標的とした免疫治療剤)の非盲検無作為化比較試験が開始された。症例数はイピリムマブ+バビツキシマブ群は16例、イピリムマブ単剤群は8例が予定されている。試験は2016年に完了する見込みである。前臨床試験では、ホスファチジルセリンに作用する抗体は、抗CTLA-4抗体や抗PD-1抗体の作用を増強することが示されている。腫瘍の増殖阻害は免疫細胞の腫瘍内部への浸潤ならびに適応免疫と相関している。これらの併用は、全身性の免疫活性化による副作用を示す事なく、局所的に強い抗腫瘍活性を誘導すると期待される。
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