逆反行形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 05:26 UTC 版)
反行形をさらに逆行させたものである。移高により12通り生じる。 このように、移高、逆行、反行、逆反行を組み合わせると、1つの音列から48通りの音列が派生することになる。ただし、ヴェーベルンの『交響曲』(A-F♯-G-A♭-E-F-H-B-D-D♭-C-E♭)のように、前後6音の音程をシンメトリーに配置することで逆行を無くした音列も存在する(逆行させても移高、反行した24音列と一致するため)。 なお、これらの派生形を様々に重層的に組み合わせつつも、一つの曲はあくまで1つの基本音列によって統一されるのが新ウィーン楽派の十二音音楽の原則である。
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