逆受動態と能格性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/17 10:20 UTC 版)
逆受動態が能格言語に特有の現象であるか否かについては見解が分かれている。R・M・W・ディクソンは逆受動態と能格性の関連を主張している。 マリア・ポリンスキーは、194言語の調査から、以下のように逆受動態が格組織のアラインメントタイプにかかわらず見られることを示した。 逆受動態と格組織対格型能格型Acoma, Cahuilla, カネラ=クラオ語(Canela-Krahô), チャモロ語, チョクトー語, コマンチ語(Comanche), クリー語, カイオワ語(Kiowa), コイラボロ・センニ語(Koyraboro Senni; ソンガイ語の一つ), クロンゴ語(Krongo), ランゴ語, ラヴカレヴェ語(Lavukaleve), ネズパース語(Nez Perce), オジブウェー語, パイワン語, Sanuma, トンプソン語(Thompson) アルチ語, バスク語, ベジタ語(Bezhta), カクチケル語, チェチェン語, チュクチ語, ディヤリ語(Diyari), ジャル語(Djaru), ジルバル語(Dyirbal), Embaloh, ゴドベリ語(Godoberi), グニヤン語(Gooniyandi), ハルコメレム語(Halkomelem), フンザフ語(Hunzib), ハカルテク語, カバルド語, カパンパンガン語, ハカ語(Haka; 別名: Lai), ラク語, マム語, マンガライ語(Mangarrayi), Päri, ツェズ語(Tsez), ツトゥヒル語, Wardaman, ワロゴ語(Warrongo; 別名: ワルング語 Warrungu), 西部グリーンランド語, イディニ語(Yidiny), Yukulta, ユピック語中央方言, ソケ語(Zoque)コパイナラ(Copainalá)方言
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