超伝導体の完全反磁性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/19 01:08 UTC 版)
例外的に強い反磁性を持つのが超伝導体である。超伝導体は第一種超伝導体と第二種超伝導体にわけられるが、このうち第一種超伝導体の内部には磁束が侵入できない(マイスナー効果)。すなわち第一種超伝導体の内部では完全に磁場が打ち消されており、磁化率がちょうど-1である。このような性質を完全反磁性という。 第二種超伝導体は強力な磁石の上に静止して浮上する。このとき、第二種超伝導体は完全反磁性(マイスナー効果)の性質により浮力を得て、更に第二種超伝導体のピン止め効果によって静止力を得ている。
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