赤血球のスペクトリン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/06/21 09:17 UTC 版)
「スペクトリン」の記事における「赤血球のスペクトリン」の解説
赤血球はその単純さ、入手の容易さにより、スペクトリン研究のモデルとして扱われてきた。αIとβIの2種類の単量体から二量体ができ、二量体同士が結合して四量体を形成する。これの両末端にアクチン繊維が結合して、最終的な六量体となる。 細胞膜の内側とは、表在性タンパク質であるアンキリンを介して間接的に結合する。動物ではスペクトリンは網目構造を作って赤血球の形を与えている。 赤血球のモデルでは、スペクトリンの突然変異は遺伝性球状赤血球症などの遺伝性疾患を引き起こす。
※この「赤血球のスペクトリン」の解説は、「スペクトリン」の解説の一部です。
「赤血球のスペクトリン」を含む「スペクトリン」の記事については、「スペクトリン」の概要を参照ください。
- 赤血球のスペクトリンのページへのリンク