赤子 (妖怪)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 16:42 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動赤子(あかご)は、長野県、大和国(現・奈良県)に伝わる妖怪。または、俳人・与謝蕪村による妖怪絵巻『蕪村妖怪絵巻』にある妖怪。それぞれ伝承が異なる。
概要
- 長野県の赤子
- 大町市にある仁科三湖のひとつ、木崎湖の水中に住むといわれる。外見は11歳か12歳ほどの人間のようだが、その名が示すように産まれたばかりの赤ん坊のように赤く、髪は猩猩のようだという。漁師が水中に隠れている赤子を目撃することがあるものの、特に人間に対して危害を加えることはないという[1]。

- 大和国の赤子
- 明治時代の妖怪絵巻『ばけもの絵巻』(作者不詳)に「赤子の怪」と題して記述されている。あるところに化物屋敷と呼ばれて誰も寄り付かない家があった。ある剣術者が化物の正体を見極めようとその家に泊まったところ、夜中に障子の向こうから、誰かが踊っているような音が聞こえた。覗き見ると、生まれたばかりの赤ん坊のような者が踊っており、しかもどんどん数を増し、遂には数百人にも達した。剣術者は斬り払おうと太刀に手をかけたものの、手がすくんでしまった。どうすることもできない内に、夜明けと共に赤子たちは消え去ったという[2]。
- 『蕪村妖怪絵巻』の赤子
- 「赤子の怪」と題して記述されている。ある法師が小笠原という座敷に停まったところ、夜中に隣室で大勢の人間が踊っているような音が聞こえた。覗き見ると、そこには数千人もの裸の赤ん坊が踊っていた。騒々しくて仕方なかったものの、夜が明けると姿が消えていたという[1][3]。
- 題名は『ばけもの絵巻』のものと同じであり、内容も酷似しているが、関連性は不明[3]。
脚注
関連項目
「赤子 (妖怪)」の例文・使い方・用例・文例
- 彼女は赤子を出産しました。
- 彼女は赤子を生みました。
- 彼をやり込めるくらい、赤子の手を捻るより簡単だよ。
- 赤子の手をひねるような物だ。
- そんな事は、彼にとっては赤子の手を捻るようなものだ。
- 地球は他の多くの天体と比較すればまるで赤子のようなものにすぎない.
- 赤子の手をねじるようなものだ.
- 赤子がはって歩く
- 女の子が赤子を背中にくくりつけている
- 赤子が四つん這いに這う
- 赤子を産む
- 赤子が生まれる
- 生後三日たった赤子
- 君はその頃はまだ赤子だった
- 僕は生まれたての赤子じゃない
- 赤子の手をねじる
- 宛然成人せる赤子なり
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