賦課額の決定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/18 07:56 UTC 版)
渡辺・高瀬との会談の後、華僑協会では資金を集める方法について話し合いが持たれた。銀行家だった陳永謙(Tan Ean Khiam)は、「戦前英国がマラヤで発行したドル紙幣は2億2,000万ドルしかないので、5,000万ドルもの巨額の資金を集めるのは難しい」との意見だった。しかしそれでも総額が5,000万ドルとなるように各州に献金額が割り振られた。会合で、海峡植民地生まれの華人のグループは、資産額に比例して献金額を賦課することを提案したが、中国生まれの華僑のグループはこれに反対し、資産が3,000ドル未満であれば賦課を免除し、資産が3,000ドル以上であれば総資産の8%を献金額とすることを提案して、この案が採用された。
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