こうちょう‐し〔コウテウ‐〕【貢調使】
貢調使
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/20 00:46 UTC 版)
貢調使(こうちょうし)とは、律令制において調・庸などを京に運ぶ任務を負った国司の職員。四度使の1つ。調使・調庸使・調進使・調帳使・運調使などの別称がある。
- ^ a b 今津勝紀「税の貢進」館野和己・出田和久 編『日本古代の交通・流通・情報 1 制度と実態』(吉川弘文館、2016年) ISBN 978-4-642-01728-2 P68-69
- ^ 一元的に国衙に各郡の隊列を集めると、国衙より都から近い郡では国衙への往復が負担になり、国衙よりも都から遠い郡では最初に国衙に到着させる期限を設ける必要が生じるなどの不便が生じた。このため、『延喜式』民部式上でも郡によって貢納期限が異なっている事例が見受けられ、実際の貢調は綱領郡司の下で郡単位で行われたとみられている。
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