豊水橋 (茨城県)とは? わかりやすく解説

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豊水橋 (茨城県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/27 18:29 UTC 版)

豊水橋
豊水橋と鬼怒川
基本情報
日本
所在地 茨城県常総市
交差物件 鬼怒川
構造諸元
形式 ゲルバー式トラス橋
全長 330.25 m
8 m
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
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豊水橋(ほうすいきょう[1]、とよみずばし)は、茨城県常総市鬼怒川に架かる国道354号道路橋

国道354号の鬼怒川に架かる橋である。常総市水海道元町と同市豊岡町の境に位置する。

歴史

渡船時代

江戸時代、豊田郡水海道村から鬼怒川を渡り、結城郡豊岡村を通って北に向かう道は結城街道と呼ばれ、西に向かう道は岩井街道と呼ばれた[2]渡船によって鬼怒川の両岸が繋がれていた。

架橋の試み

1890年(明治23年)4月、水海道町豊岡村の有力商人、並びに当時の町村長の主唱のもとに同地に賃取橋(有料橋)が開通した[3]。1898年(明治31年)にこの路線が県道に編入されて有料制は廃止されたが、やがて橋が荒廃したことで渡船に戻ってしまった[3]

架橋と更新

2代目豊水橋の渡り初め(1926年)

1903年(明治36年)4月、工費3万8000円で木造の豊水橋が架けられたが、やがて交通が危険な状態となった[3]。そこで1924年(大正13年)2月には約25万3000円の予算で架け替え工事に着工し、1926年(大正15年)7月25日にコンクリート造の2代目豊水橋が完成した[3]

1961年(昭和36年)末には架け替え工事に着工し、1965年(昭和40年)4月16日には3代目豊水橋の竣工記念式典が行われた[4]。この日は水海道市の市制施行10周年記念祭の初日である[4]。2代目と比べて橋面が1.8メートル高くされ、幅員が2.5メートル広げられた[4]。現在も初代と2代目の橋の橋台が護岸に残されている。

建築

豊水橋の路面

橋長330.25m、幅員8mの2径間連続ゲルバー式トラス橋である[4]。1965年(昭和40年)の完成時点では茨城県初となる形式だった[4]

脚注

  1. ^ 水文水質観測所情報 豊水橋 国土交通省水文水質データベース
  2. ^ 茨城民俗学会『鬼怒川・小貝川流域の民俗 昭和47年度民俗資料緊急調査報告書』茨城県教育委員会、1973年、p.64
  3. ^ a b c d 水海道市『水海道市史 下巻』水海道市、1985年https://adeac.jp/joso-city/text-list/d600010/ht5006602025年4月26日閲覧 
  4. ^ a b c d e 待望の豊水橋完成」『広報みつかいどう』、水海道市、1985年4月、2025年4月26日閲覧 

参考文献

  • 水海道市『水海道市史 下巻』水海道市、1985年。



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