諏訪神社 (出雲市斐川町神庭)とは? わかりやすく解説

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諏訪神社 (出雲市斐川町神庭)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/27 16:12 UTC 版)

諏訪神社
所在地 島根県出雲市斐川町神庭128
位置 北緯35度23分14.8秒 東経132度51分04.2秒 / 北緯35.387444度 東経132.851167度 / 35.387444; 132.851167 (諏訪神社 (出雲市斐川町神庭))座標: 北緯35度23分14.8秒 東経132度51分04.2秒 / 北緯35.387444度 東経132.851167度 / 35.387444; 132.851167 (諏訪神社 (出雲市斐川町神庭))
波志姫神社: 北緯35度23分13.0秒 東経132度51分13.5秒 / 北緯35.386944度 東経132.853750度 / 35.386944; 132.853750 (
波志姫神社
)
主祭神 建御名方命[1]
神体 鉾2振[1]
社格 旧村社[2]
創建 天文13年(1544年)[1]
本殿の様式 春日造[2]
別名 波志姫社[2]
例祭 秋例祭(10月6日)
献穀祭(12月1日)[2]
地図
諏訪神社
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諏訪神社(すわじんじゃ)は島根県出雲市斐川町神庭に所在する神社

概要

天文13年(1544年)に創建された[1]。元は神庭谷の「山王森」という所に本社があったが[1]、「250年前」[3]に現社地に遷座した[2]

明治15-16年ごろ[4]には後述の神庭岩船山古墳石棺が境内の「宇屋神庭丘上二号墳」[5][注釈 1]に移された[7]。石棺は1938年に再び古墳上へ運び戻されている[7]

1717年時点では祭礼を7月27日におこなっていたが[1]、1981年現在では10月6日の秋例祭、12月1日の献穀祭がある[2]

祭神

建御名方命(たけみなかたのみこと)

建御名方命は大国主命の御子であり、当社の位置する神庭地域を統治したとされる[2]。耕作に功績があるという[2]。神徳は「剛健・知能兼備住民愛撫の神」とされる[8]
江戸時代地誌『雲陽誌』によると、当社の祭神は船に乗って信濃からこの地に訪れたとされ、乗ってきた船が石化したのが神庭岩船山古墳の石棺とする伝説がある[1]

脚注

注釈

  1. ^ 本庄考古学研究室によると宇屋神庭丘上古墳群には計12基の弥生墳丘墓古墳が存在するが、「二号墳」は諏訪神社の社殿南西に位置する「荒神が祀られている場所」である[6]

出典

  1. ^ a b c d e f g 蘆田編 1930, p. 236.
  2. ^ a b c d e f g h 高橋他編 1996, p. 225.
  3. ^ (高橋他編 1996, p. 225)。原著1981年。
  4. ^ 内田他 2018, p. 35.
  5. ^ 池田 1966, p. 6.
  6. ^ 内田他 2018, p. 36.
  7. ^ a b 岡 1972, p. 1170.
  8. ^ 諏訪神社 - 神社詳細”. 島根県神社庁. 2025年3月23日閲覧。

参考文献

  • 蘆田伊人 編『雲陽誌』雄山閣〈大日本地誌大系27〉、1930年(原著1717年)https://dl.ndl.go.jp/ja/pid/1194083 
  • 池田満雄「簸川平野東南部の古代村落と古墳」『菅田考古』第8号、1966年、3-15頁。 
  • 内田律雄、曳野律夫、松本岩雄「出雲市斐川町神庭岩船山古墳墳丘測量報告」『島根考古学会誌』第35巻、2018年、21-38頁。 
  • 岡義重 著「文化財」、斐川町史編纂委員会 編『斐川町史』斐川町教育委員会、1972年、1168-1178頁https://dl.ndl.go.jp/ja/pid/9572607/1/605 
  • 高橋忠、水師重吉、伊藤征男 編「(26) 諏訪神社」『神国島根(復刻版)』島根県神社庁、1996年(原著1981年)、225頁。 

関連項目




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