設置の始まりと施設数の推移
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/21 09:30 UTC 版)
「地域職業訓練センター」の記事における「設置の始まりと施設数の推移」の解説
1978年(昭和53年)の職業訓練法の改正では、第三十条の四において、「労働者に公共職業訓練施設等の行う職業訓練を受けさせること等の措置が事業主によって講じられることを奨励する」ために、国は事業主等に対して必要な措置を講ずることができるとされた。これに基づき、労働省(当時)は、事業主への助成の一環として地域職業訓練センターの設置を可能にした。 これらを受けて、1979年(昭和54年)9月11日に、一宮地域職業訓練センター(愛知県一宮市)、西脇地域職業訓練センター(兵庫県西脇市)、熊本地域職業訓練センター(熊本県熊本市)の3センターが全国で最初に設置された。その後、1985年(昭和60年)までに41センター、2005年(平成17年)の時点で、82センターが設置されている。実際の運営は雇用・能力開発機構が、職業訓練法人等に委託していた。 2008年版『中小企業白書』においては、地域職業訓練センターの設置・運営を継続的に推進するとした。しかし厚生労働省は、2008年12月24日の閣議決定「雇用・能力開発機構の廃止について」の方針に伴い、2010年度末で一律に全ての地域職業訓練センターを廃止する方針を決定した。
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