計根別飛行場とは? わかりやすく解説

計根別飛行場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/31 02:11 UTC 版)

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計根別飛行場
IATA:N/A- ICAO:RJCS
概略
空港種別 軍用
航空管制 航空自衛隊
海抜 123m
位置 北緯43度25分26秒東経144度44分33秒
滑走路
方向 ILS m×幅 表面
15/33 NO 1,590×30 舗装
RJCS
計根別飛行場の位置

計根別飛行場(けねべつひこうじょう、Kenebetsu Air Base)は、北海道野付郡別海町にある航空自衛隊の管理する飛行場である。陸上自衛隊別海駐屯地と一体化している。

ここには、航空機やヘリコプターなどの実力部隊は配備されておらず、有事に備えた代替滑走路として運用されている。すぐ近くに、矢臼別演習場があるため、演習時の陸上自衛隊やアメリカ海兵隊の移動にも使われる。

沿革

1977年に撮影された計根別飛行場周辺の空中写真。
国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成。1978年撮影の4枚を合成作成。
  • 1941(昭和16)年 - 日本陸軍航空隊計根別第4飛行場として開港
  • 1945(昭和20)年 - 米軍の空襲を受ける。戦後、米軍が進駐するも、飛行場としては閉港が決定。農地として払い下げられ、放置される
  • 1952(昭和27)年 - 朝鮮戦争の激化の為、放置後の状態が良かった計根別第4飛行場を復旧することになる。滑走路の補修を行い、1600m滑走路でアメリカ空軍不時着用飛行場として再開港する
  • 1958(昭和33)年 - 米軍から航空自衛隊に返還される
  • 1959(昭和34)年 - 民間共用が行われ「西春別空港」と称した。北日本航空(現日本航空)がDC-3により、丘珠女満別~西春別路線を開設
  • 1965(昭和40)年 - 民間機が中標津空港に移り、民間共用が終わる。陸上自衛隊が別海分屯地への駐屯を開始

補足

戦前の計根別飛行場には第1から第5飛行場(第5飛行場は第1から第4飛行場の間の誘導路を拡幅しただけの簡易飛行場)までがあり、第1飛行場が標津郡標津村計根別(現:同郡中標津町計根別)付近にあったため、総称して計根別飛行場と呼ばれた(計根別第4飛行場は西春別地区にあり、計根別地区とはまったく異なる場所にある)。現在の別海フライトパークは計根別第1飛行場の一部にあたり、誘導路の跡が残っている。 現在航空自衛隊の施設として使用している滑走路は、前述した計根別第4飛行場である。

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