触角様の構造体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 15:12 UTC 版)
「フォルティフォルケプス」の記事における「触角様の構造体」の解説
本属の中で、大付属肢の直前にある「frontal protuberances」という触角様の構造体の正体が特に疑問視される。この構造体の本質は、メガケイラ類の基本体制の解釈に影響を与える可能性がある(詳細はMegacheira#大付属肢の対応関係を参照)。原記載の Hou & Bergström 1997 ではこれは中大脳性(第1体節由来)の第1触角と解釈されたが、Chen et al. 2004 ではこの構造体の存在自体が否定的とされる。後に新たな研究によってこの構造体の存在が確定的になったが、付属肢のような分節がなく、メガケイラ類の大付属肢も中大脳性の付属肢だと判明したため、これは付属肢として認められにくい。似たような構造体をもつ他のメガケイラ類は、Kootenichela deppi と Worthenella cambria が列挙される。
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