見立てもの手水鉢
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/22 17:06 UTC 版)
打ち捨てられた、燈籠や塔の部分を利用して作った手水鉢で、古びた風合いが「わび・さび」を感じさせるものになっている。 袈裟型 石造宝塔の塔身を利用して作られるもので回りに袈裟状の格子模様が入る。東本願寺渉成園縮景亭にあるものは鎌倉時代の宝塔の塔身を使用している。 鉄鉢型 五輪塔の球形の水輪の部分を利用した手水鉢。 四方仏型 宝筴印塔や多層塔の塔身を利用したもので、面に仏が彫られているのが特徴である。 基礎型 石燈籠などの基礎を利用したもので、「反花」などの装飾があるものがよいとされる。 礎石型 古い建物の礎石を使用したもので、形はさまざまである。 檜垣型 多層塔の笠の部分を横に立て、軒の部分を凹型に掘り込んだものであるが、例は少ない。 笠型 石灯籠や多層塔などの笠の部分を逆さにして反りの美しさを見立てた手水鉢
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