見取稽古
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 05:44 UTC 版)
通常、稽古場に土俵は1面しかなく、しかも土俵には同時に2人しか上がれないので、それ以外の土俵に上がっていない力士は土俵を囲み、稽古を見ていることになる。他人の稽古を見てその良し悪しを自分で分析することも稽古になると言う意味でこの言葉が存在する。申し合いで負けて土俵の外に出た力士や、なかなか順番が廻らない力士はこれをいかに効率よく行うかが重要になる。 土俵には2人しか上がれないという点の対策として、元横綱照國の6代伊勢ヶ濱は伊勢ヶ濱部屋に土俵を2面作り話題になったが、「見るのも稽古のうち」という見解も強く、主流にはならなかった。しかし、2022年夏頃を目途に完成する元横綱稀勢の里の二所ノ関部屋では土俵が2面設置される予定になっている。
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