西岡秀三とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 西岡秀三の意味・解説 

西岡秀三

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/05 03:57 UTC 版)

にしおか しゅうぞう
西岡 秀三
生誕 1939年(82 - 83歳)
国籍 日本
研究分野 環境システム学、環境政策学
出身校 東京大学大学院工学系研究科
主な受賞歴 KYOTO地球環境の殿堂
プロジェクト:人物伝
テンプレートを表示

西岡 秀三(にしおか しゅうぞう、1939年 - )は、日本の環境学者。専門は、環境システム学、環境政策学

学位は、工学博士(東京大学・1967年)。公益財団法人地球環境戦略研究機関参与。

来歴

東京大学工学部機械工学科を卒業後、同大学院博士課程を修了[1]。学位論文「不連続な操作を含む連続制御システムの動的解析」を提出し工学博士号を取得。

旭化成工業を経て、1979年国立公害研究所(現在の国立環境研究所)に総合解析部主任研究官として入所[1][2]。公害研究所時代は環境指標、交通公害、環境政策決定支援システムなどの研究に従事する[2]

1985年から気候変動研究に従事[1]気候変動に関する政府間パネル(IPCC)に参加しており、1990年のIPCC第1次評価報告書英語版では第5章共同議長・主執筆者、第6章貢献者、1995年のIPCC第2次評価報告書英語版では第26章の主執筆者を務めた[2]

その他、マサチューセッツ工科大学客員研究員、東京工業大学教授、慶應義塾大学教授、国立環境研究所理事・参与を歴任[3]

2008年の洞爺湖サミットでは「クール・アース・アンバサダー」を務めた[4]

2022年には、ヨハン・ロックストロームらと共に「KYOTO地球環境の殿堂」に選ばれた[5]

著書

単著

  • 『日本低炭素社会のシナリオ 二酸化炭素70%削減の道筋』2008年、日刊工業新聞社
  • 『低炭素社会のデザイン-—ゼロ排出は可能か』2011年、岩波新書

共著

  • 『地球環境と情報』1992年、岩波ブックレット

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c 西岡秀三 (PDF)”. アジア低炭素社会研究プロジェクト. 国立環境研究所. 2022年7月23日閲覧。
  2. ^ a b c 西岡秀三・元理事の「KYOTO地球環境の殿堂入り」について”. 国立環境研究所 (2022年6月1日). 2022年7月23日閲覧。
  3. ^ 成田優美 (2009年6月19日). “高い目標掲げ真の豊かさを”. サイエンスポータル. 科学技術振興機構. 2022年7月23日閲覧。
  4. ^ クール アース アンバサダー”. 首相官邸. 2022年7月23日閲覧。
  5. ^ 河原田慎一 (2022年4月26日). “「KYOTO地球環境の殿堂」、ヨハン・ロックストローム氏ら3氏へ”. 朝日新聞. https://www.asahi.com/articles/ASQ4T74YZQ4HPLZB004.html 2022年7月23日閲覧。 



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  西岡秀三のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「西岡秀三」の関連用語

西岡秀三のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



西岡秀三のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの西岡秀三 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS