西・堂とは? わかりやすく解説

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せい‐どう〔‐ダウ〕【西堂】

読み方:せいどう

禅宗寺院で、その寺院先代住職東堂とよぶのに対して他の寺院の前住職をよぶ語。西を賓位客位)とするところからいう。


せいどう 【西堂】

西庵とも。禅寺で他寺の住職経験をもつ僧のこと(西は賓位だから)。対してその寺の前住職東堂という。ただし現在では雲水指導をしている長老僧をいう。→ 雲水 長老

西堂

読み方:ニシノドウ(nishinodou)

所在 福岡県前原市

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

西堂

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/08 22:37 UTC 版)

西堂(さいどう)は、禅宗寺院において、他の寺院の住職を務め引退した人をさす言葉である。

その人が来山した場合に、西の客位に迎えることから、この様に呼ばれるようになった。 その寺院の前住職を「東堂」と呼ぶのと対になっている。

特に、結制に随喜(参加)してもらうとき、他の寺院の住職を務めた人を西堂と称する。 現在、日本の曹洞宗では、住職となって初めての結制を行う場合、助化師として、他の寺院の尊宿を西堂として迎えることになっている。

なお、引退した他の寺院の前住職がみな、西堂と称するわけではない。 道元の著した正法眼蔵安居の巻にあるように、住職を務めた寺院が小さかった場合には西堂と記さなかった。

出典

かの牓かく式あり、知事頭首によらす、戒臘のままにかくなり、諸方にして頭首知事をへたらんは、おのおの首座鑑寺とかくなり。数職をつとめたらんなかには、そのうちにつとめておほきならん職をかくへし、かつて住持をへたらんは、某甲西堂とかく、小院の住持をつとめたりといへとも、雲水にしられさるは、 しはしはこれをかくして稱せす、もし師の會裏にしては、西堂なるもの西堂の儀なし、某甲上座とかく例もあり、おほくは衣鉢侍者寮に歇息する勝躅なり、さらに衣鉢侍者に充し、あるひは焼香侍者に充する舊例なり、いはんやその餘の職、いつれも師命にしたかふなり、佗人の弟子のきたれるか、小院の住持をつとめたるといへとも、おほきなる寺院にては、なほ首座、書記、都寺、鑑寺等に請するは、依例なり、芳躅なり、小院の小職をつとめたるを稱するをは、叢林わらふなり、よき人は住持をへたるなほ小院をはかくして稱せさるなり、牓式かくのことし。

脚注




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