裁定残
裁定取引では、株価指数先物と現物株はセットで取引され、一方が買いであればもう片方の取引は必ず売りになります。つまり、(1)先物売り・現物買い、(2)先物買い・現物売り――の2つです。(1)に伴う現物株の残高を「裁定買い残」、(2)に伴う現物株の残高を「裁定売り残」と言います。裁定残の量は、相場に少なからず影響を与えます。例えば、先物取引には決済日がありますが、その決済日の時点で裁定買い残が大量に残っていると、相場を大きく崩す要因になります。仮に、次の決済日に乗り換えができないと、現物を売って先物を買い戻す裁定解消が行われ、大量の株式が一斉に売られてしまうからです。
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