蠣崎要とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 蠣崎要の意味・解説 

蠣崎要

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/02 04:34 UTC 版)

蠣崎 要(かきざき かなめ、1930年? - 1980年3月20日[1])は、日本の産婦人科医。愛称は「がま先生[1][2][3]日本ペンクラブ会員、日本文芸家協会会員[1]

来歴

1954年(昭和29年)[2]弘前大学卒業[1][2][3]後、九州大学講師を経て1964年、国立浜松病院産婦人科医長に就任。1967年、静岡県浜松市にがま産婦人科医院を開業した[2]。1972年(昭和47年)には鍼麻酔を使った帝王切開手術を日本で初めて成功させている[4]。この他、テレビや雑誌にセックスカウンセラーとして出演した[3][4]

1980年3月20日、自宅の火事により妻、長女、住み込みの助産婦とともに焼死した[2][3][4]。49歳没[2][3][4]

著書

国立国会図書館サーチ[5]より作成

単著

  • 『がま先生診療記 若き婦人科医の社会病理学』(弘文堂、1963年)
  • 『男女産別法 赤ちゃんの性はえらべるか』(弘文堂、1963年)
  • 『可愛い悪女たち ドクトル・ガマ診療ノート』(日本文華社、1965年)
  • 『若き婦人科医長の日記』(東都書房、1966年)
  • 『女性への愛のカルテ がま先生の診療ノートから』(大光社、1966年)
  • 『婦人科医のカルテ がま先生診察記』(日本文華社、1968年)
  • 『がま先生の育性論 明るい性のためのエッセイ』(サイマル出版会、1970年)
  • 『女の味 婦人科医の診療ノート』(日本文華社、1971年)
  • 『性の発見 豊かな愛を実現するために』(産報、1972年)
  • 『がま先生の性教育 高校生の部』(高橋書店、1973年)
  • 『わが娘の愛と性 パパが知りたい生理の秘密』(白金書房、1974年)
  • 『おとこ大学』(がま書房、1976年)
  • 『新・おんな大学』(がま書房、1976年)
  • 『誰にもできるツボの本』(開発社、1977年)
  • 『がま先生の睡眠健康法 下手な眠り方は万病のもと』(池田書店、1977年)
  • 『女性のための知的健康法 心と身体の悩みを解決する12章』(海竜社、1977年)
  • 『どくとる・がまのこれが性の知恵だ あなたの性知識は間違っていないか』(永岡書店、1979年)

共著

  • 『私はガンに克った 子宮癌患者と医師の闘病記』 広田晴美共著(恒文社、1966年)
  • 『お産の科学 やさしい母親教室』 小南吉男・後藤忠雄共著(サイマル出版会、1971年)
  • 『メイコとガマ先生のすぐ効く家庭療法』 中村メイコ共著(産報、1974年)
  • 『おんなのからだ』 石浜淳美共著(高橋書店、1974年)
  • 『婦人科の針治療』 谷美智士共著(緑書房、1975年)
  • 『ハリと産科診療』(医学書院、1975年)
  • 『図解鍼灸医学入門 古典鍼灸の法則とその運用』 池田政一共著(医道の日本社、1977年)
  • 『誰にもできるツボ療法 症状別治療の実際』 大島久直共著(新星出版社、1978年)
  • 『新しい針治療と針麻酔』(東京ヘレン・ケラー協会、1979年)

翻訳

  • エリザベス・ビング 『らくらくお産法 安産に導く妊婦体操と呼吸法』(海竜社、1977年)
  • パトリシア・E・ラリー 『メイキング・ラブ』(海竜社、1979年)

監修

  • 『心臓病 必ずなおる正しい治療法』(高橋書店、1969年)
  • 『胃腸病の治し方』(高橋書店、1974年)
  • 『ハート・レンジャー エス・イー・エックス』 福田照著(新評社、1976年)[6] ※どくとる・がま名義

映画原作

  • 『こちら婦人科』(監督:田畠恒男、1964年)[7]

脚注

  1. ^ a b c d "蠣崎 要". 20世紀日本人名事典. コトバンクより2021年12月31日閲覧
  2. ^ a b c d e f 『朝日新聞縮刷版』 1980年3月号、793頁。
  3. ^ a b c d e 『読売新聞縮刷版』 1980年3月号、787頁。
  4. ^ a b c d 『毎日新聞縮刷版』 1980年3月号、675頁。
  5. ^ 蠣崎要”. 国立国会図書館サーチ. 2021年12月31日閲覧。
  6. ^ ハート・レンジャー : エス・イー・エックス”. 国立国会図書館サーチ. 2021年12月31日閲覧。
  7. ^ こちら婦人科”. 松竹. 2023年8月19日閲覧。



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  蠣崎要のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「蠣崎要」の関連用語

蠣崎要のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



蠣崎要のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの蠣崎要 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS