蜂の巣床
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 10:23 UTC 版)
「:en:Swage block」も参照 曲線加工が不要な日本の刀鍛冶の使用する古式の鉄床は鳥口を持たない単純な形であったため、「鶴首(つるくび)」という棒状の鉄床を、いくつもの孔の空いた特殊形状の鉄床に固定して使う。 このような特殊形状の鉄床は、日本だけでなく世界中にあるが、蜂の巣に似ていることから「蜂の巣型鉄床」「蜂の巣床(はちのすどこ、異表記:蜂巣床、蜂之巣床)」「蜂の巣(異表記:蜂巣、ハチノス)」などと呼ばれている(■右側に画像あり)。英語圏ではこの種の床を "swage block" という。"swage" は第1義には日本語で「スエージ(※swageの音写語)」ともいう「加締(かしめ)」のことであるが、第2義には swage block の略語である。なお、swage block の日本語音写形「スウェージブロック」「スエージブロック」は、孔を空けたブロック形状の工業部品などの名称になっていて、本項で解説している意味での語としては通用しない。
※この「蜂の巣床」の解説は、「金床」の解説の一部です。
「蜂の巣床」を含む「金床」の記事については、「金床」の概要を参照ください。
- 蜂の巣床のページへのリンク