蛸壺と文学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 07:35 UTC 版)
松尾芭蕉の句に「蛸壺やはかなき夢を夏の月」がある。夏の月が、こうこうと夜の海面を照らす海の底で、蛸壺のタコは捕らわれの身とも知らず、なんとはかない夢をむさぼっていることだろうという意味に解されている。また、"はかなき夢"には、平家一門にまつわる哀れを重ね合わせているという解釈もある。 俳人の松岡青蘿が、明和5年(1768年)の芭蕉75回忌にあたり明石人丸月照寺境内に「蛸壺塚」を建立している。
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