蛸壺の歴史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 07:35 UTC 版)
日本列島では縄文時代晩期に大型貝塚を形成し、クロダイ・スズキを中心とした漁労を行う縄文型内湾漁労が衰退する。弥生時代には新たなタイプの内湾漁労として大陸から渡来した管状土錘を用いた網漁や、イイダコを対象とした蛸壺漁が行われる。兵庫県明石市がその発祥の地といわれ、周辺の遺跡からも蛸壺が発見されている。その後、蛸壺漁法は同心円状に広がりを見せ、古墳時代後期以降になると瀬戸内海一円に広がり九州北部にも散見されるようになる。なお、北海道などでは四角い蛸箱が使われる。
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