蛍光相関分光法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/01 07:57 UTC 版)
蛍光相関分光法(けいこうそうかんぶんこうほう、Fluorescence correlation spectroscopy:FCS)とは、蛍光物質の分子運動を調べるために用いられる方法で、蛍光の自己相関を利用する。物理学、化学、生物学で応用されている。初めての実験は1972年に行われたが、特に1990年代に技術が発展した。現在では蛍光物質に限らず、その他の発光(反射、散乱、Qドットなどの発光、リン光、また蛍光共鳴エネルギー移動(FRET)など)にも同じ原理が応用される。さらに自己相関でなく2つの蛍光チャネルの相互相関を用いる蛍光相互相関分光(Fluorescence cross-correlation spectroscopy:FCCS)もある。
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