蛇剣
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/19 02:25 UTC 版)
「光恩寺 (群馬県千代田町)」の記事における「蛇剣」の解説
1917年(大正6年)刊行の邑楽郡誌に、『寛弘年間、三条小鍛冶宗近作』と記されている蛇剣が寺宝として伝わっている。伝説によると、宗近が目の病に罹り視力を失った際、上野国に行き当寺の薬師に祈れば快癒するとの霊夢を見た。宗近が薬師堂に籠り21日の勤行を行うと、はたして目が見えるようになり、喜んだ宗近が打って奉納した一振りがこの蛇剣だという。後日、この刀は盗難にあったが、盗賊の前では刀はたちまち蛇の形に姿を変え、盗賊たちは持ち去ることができず、刀を足利付近の河原に捨てた。住職が引き取りにくると、蛇は再び刀の形に戻ったと伝わる。
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