虚仮の一念

実用日本語表現辞典

虚仮の一念

読み方：こけのいちねん

「虚仮の一念」は、「愚かな者がひとつの事にひたむきに打ち込むこと」を意味する語。「虚仮の一心」ともいう。もっぱら「虚仮の一念岩をも通す」という言い回しにおいて用いられ、「才能のない凡人や愚物でもひたすら努力を続ければ難事を実現できる」という意味合いで用いられる。虚仮かどうかには言及せず単に「一念岩をも通す」「一念通巌」とだけ言う場合もある。

（2021年6月3日更新）