薬剤性ニューロパチー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/15 09:12 UTC 版)
「ニューロパチー」の記事における「薬剤性ニューロパチー」の解説
特に頻度として多いものは抗結核薬のイソニアジド、抗がん剤ではビンカアルカロイド系であるビンクリスチン、ビンブラスチンなど、白金製剤であるシスプラチンなど、ボルテゾミブが有名である。抗菌薬ではクロラムフェニコール、メトロニダゾール、ニトロフラントインがよく知られている。抗不整脈薬ではアミオダロンで頻度が多い。その他の薬剤としてはサリドマイド、ピリドキシン、フェニトイン、ジスルフィラム、クロロキンなどがある。 ピリドキシン(ビタミンB6)はアミノ基転移反応と脱炭酸反応の補酵素として働く必須アミノ酸である。しかし116mg/day以上の高用量の摂取は感覚異常と感覚性運動失調を伴う重篤なニューロパチーを起こす。またピリドキシンの欠乏は非特異的な多発ニューロパチーを起こす。
※この「薬剤性ニューロパチー」の解説は、「ニューロパチー」の解説の一部です。
「薬剤性ニューロパチー」を含む「ニューロパチー」の記事については、「ニューロパチー」の概要を参照ください。
- 薬剤性ニューロパチーのページへのリンク