荒川大崩壊地
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 04:50 UTC 版)
とくに「荒川」の源流である荒川岳南西斜面の標高3000-2500m一帯は、「荒川大崩壊地」と呼ばれ、天竜川流域を代表する崩壊地である。ここは3000m級の山頂付近から落差500mにも及ぶ「すさまじい」崩壊地で、いまも豪雨のたびに崩壊を続けている。史料によれば、一帯では年貢として木材(榑木)の供出が課されており、江戸時代初頭から100年あまりにわたり木材の伐採が続けられた。フォッサマグナと中央構造線の交点付近にあたるこの地域は元来地質が不安定であり、木材の伐採も相まって斜面の崩壊が始まったとされている。
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