七釜砂防堰堤
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 04:50 UTC 版)
一般車の通行はできないものの、七釜橋の先まで道が通じているのは七釜砂防堰堤という砂防堰堤が築造されているからである。荒川大崩壊地からの膨大な土砂の流入を食い止めるため、仏像構造線という断層直上につくられたもので、1984年(昭和59年)に完成した。小渋川の堰堤としてはもっとも上流にあるものである。 川床は大量の岩石が積み重なっていて、これらを貫く深い基礎を建造するのは困難だった。そのため、箱状のコンクリート構造物を地中に埋設する「ケーソン工法」によって建設されたもので、堰堤に採用されるのは全国的にも珍しいものである。 堰堤は高さ28m、堤長122.5mあり、121万m3の土砂を貯められるように設計されている。
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