花語らず
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 08:56 UTC 版)
全慶は老僧としては勿論の事、名詩『花語らず』をはじめ詩や短歌等にも造詣が深い。僧堂師家となった後、翌々年に好きな南紀白浜に養生に行って、僧堂での精神的な不如意をこの年の7月に出版された花園文庫の『花語らず』を書くことにより乗り切っている。下はその『花語らず』『花は 黙って咲き 黙って散っていく そうして再び枝に帰らない けれども その一時一処に この世のすべてを託している 一輪の花の声であり 一枝の花の真である 永遠にほろびぬ生命のよろこびが 悔なくそこに輝いている』(柳田聖山 p20) 『 A Flower Does Not Talk 』Silently a flower blooms, In silence it falls away;Yet here now, at this moment, at this place,The world of the flower, the whole of the world is blooming.This is the talk of the flower, the truth of the blossom;The glory of eternal life is fully shining here. 『A flower does not talk : Zen essays』Zenkei Shibayama; Sumiko Kudō より
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