自性院 (新宿区)とは? わかりやすく解説

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自性院 (新宿区)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/25 03:46 UTC 版)

自性院無量寺

山門
所在地 東京都新宿区西落合一丁目11番23号
位置 北緯35度43分17.4秒 東経139度40分57.8秒 / 北緯35.721500度 東経139.682722度 / 35.721500; 139.682722座標: 北緯35度43分17.4秒 東経139度40分57.8秒 / 北緯35.721500度 東経139.682722度 / 35.721500; 139.682722
山号 西光山[1]
院号 自性院
宗旨 新義真言宗[1]
宗派 豊山派
本尊 阿弥陀如来[1]
創建年 伝・弘法大師の時代
正式名 西光山自性院無量寺[1]
別称 猫寺
法人番号 3011105000583
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自性院(じしょういん)は、東京都新宿区西落合一丁目にある真言宗豊山派の寺院。

歴史

寺伝によると、平安時代空海が同地で観音像を建立して供養したのが始まりであると言われている[2]

同院は別名「猫寺」と呼ばれているが、これは室町時代文明9年(1477年)、江古田・沼袋原の戦いにて道に迷い苦しんでいた太田道灌の前に一匹の黒猫が現れ、同院に招き入れ危機を救ったとする伝承に由来する[2]

道灌はこの事に感謝し、この猫の死後に地蔵像を作り奉納したと言われ、これが「猫地蔵」と呼ばれているものである[2]

また、江戸時代には顔が猫面の特徴的な地蔵像が同院に奉納され、「猫地蔵」と共に毎年2月3日に開帳されている[2]

そのほか、境内には室町時代のものと推定される板碑(新宿区指定文化財)もある[3]

主な施設

  • 本堂
  • 猫地蔵堂 - 招き猫なども奉納されている[注釈 1]
  • 六地蔵
  • 自性院会館(葬儀なども可能)

アクセス

脚注

注釈

  1. ^ 同院が招き猫発祥の地のひとつとも言われている。招き猫の項目も参照。

出典

  1. ^ a b c d 新編武蔵風土記稿 葛ヶ谷村.
  2. ^ a b c d 新宿歴史博物館編 (1998)115-116pp.
  3. ^ 新宿観光振興協会サイト.

関連項目

参考文献

  • 新宿歴史博物館編『ガイドブック新宿区の文化財 史跡(西部編)改定版』1998年
  • 「葛ヶ谷村 自性院」『新編武蔵風土記稿』 巻ノ13豊島郡ノ5、内務省地理局、1884年6月。NDLJP:763977/39 
  • 自性院 板碑”. 新宿観光振興協会サイト. 2021年1月13日閲覧。



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