はうちわかえで (羽団扇楓)
●わが国の固有種で、北海道から本州にかけて分布しています。山地の谷間や斜面に生え、高さは5~10メートルになります。葉は掌状に7~11裂し、裂片の先端は鋭く尖り、縁には重鋸歯があります。4月から5月ごろ、枝先の複散房花序に暗赤色から紅紫色の小さな花を咲かせます。名前は、葉のかたちを天狗のもつ団扇にたとえたところから。別名で「めいげつかえで(名月楓)」とも呼ばれます。写真中7は、園芸品種の「おおいさみ(大勇)」、中8はアメリカで作出された「アイミチドイ(cv. Aimitidoi)」。
●カエデ科カエデ属の落葉小高木で、学名は Acer japonicum。英名は Fullmoon maple。
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