羊膜形成のプロセス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 00:34 UTC 版)
祖先的な状態では、有羊膜類は殻に守られた卵を産む。卵の中で、神経胚期以降に胚体外域(側板)の細胞が持ち上がって羊膜褶を作る。それが胚体の上方で融合して羊膜となり、閉ざされた空間(羊膜腔)を作る。またこのとき他の胚膜(漿膜、尿嚢、卵黄嚢)なども作られる。 霊長類などでは、羊膜腔の作り方がやや異なっている。羊膜褶を作ることなく、胚盤胞の外胚葉部分に、最初から空所として現れ、その空間が増大して胚を包み込んでいく。 有羊膜類の中には卵胎生(ヘビ・トカゲの一部)になったものや、胎生(哺乳類)になったものもある。
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