総称としてのEGP
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/10 00:47 UTC 版)
「Exterior Gateway Protocol」の記事における「総称としてのEGP」の解説
IGPs(OSPF,IS-IS,EIGRPなど)は、『ここからあるネットワークへ到達するには、どのルータを経由してパケットを配送するべきか』に着目してルートの制御を行っている。しかし、いくら大規模ネットワークに対応できる前述のIGPsでも、ルータ単位の制御では、現在のインターネットのような膨大なネットワークを管理することは、ルーティングテーブルの計算量やデータベースが巨大化するため非常に困難である。 そこで、インターネットをいくつかの単位に分割して管理するアイデアが考案された。この管理単位は自律システム(Autonomous System,AS)と呼ばれ、外部からは1つのネットワークとして扱われる。IGPsがこのAS内でルーティングを行うのに対し、EGPsではAS間のルーティングを司る。すなわち、『ここからあるネットワークに行くには、どのネットワークにパケットを転送する』かを主題としたルート制御を行う。 1980年代中頃まではEGPが利用されていたが、現在では主にBGPが利用される。
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