経済・農民
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 08:37 UTC 版)
漢代には江南(長江流域)は、中原(黄河流域)と比較すると人口の少ない後進地域であったが、三国時代より華北からの避難民によってその増加は始まり、永嘉の乱によって華北の荒れた西晋末には勢いを増した。こうした中で東晋は、これら流民に対して初年を免税にするなど税制上の優遇措置を設けたうえで戸籍につかせ(土断)、その故郷の県や郡を江南各地で再建する(僑立する、ただし土断の過程でやがて合併)と同時に、開墾の奨励を行った。結果、元来温暖な気候と水資源に恵まれていたこともあって、同地域は経済的に華北に対抗可能なまでに急速に発展した。
※この「経済・農民」の解説は、「東晋」の解説の一部です。
「経済・農民」を含む「東晋」の記事については、「東晋」の概要を参照ください。
- 経済・農民のページへのリンク