組織学的異型度(そしきがくてきいけいど)
切除したがん細胞を顕微鏡で詳しく観察し、細胞の状態や特徴により診断することを組織診(組織学的診断法)といい、その結果判定されたがんの悪性の度合いを組織学的異型度(組織学的悪性度)といいます。判断の要素には、組織の特徴、核異型、核分裂像などがありますが、一般的にはがん細胞の核が示す形態異常(異型性、顔つきの悪さ)の程度のことです。
現在広く使用されている分類法は、腺腔形成度(少ないほど悪性)、核異型度(異型性が強いほど悪性)、核分裂像(多いほど悪性)の3要素を点数化し、その合計によりグレード1~3に分類します。数字が大きいほど悪性度が高いということになります。病理診断の結果の報告事項として伝えられます。
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