細胞外液系輸液
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/16 15:24 UTC 版)
圧迫が解除されると、大量の血漿が血管外に漏出してショックに陥ることから、大量輸液が必要となる。生理食塩液や乳酸リンゲル液(ラクテック注、ソルラクト注など)、酢酸リンゲル液(ヴィーンFなど)を1 - 2リットル/20分間で開始し、利尿が得られたのちは多少減じつつ、時間尿量1 mL/kg/時以上の確保が目標として継続する。1日輸液量は10 - 20リットルを要する場合もある。なお、本症は致死的な高カリウム状態を引き起こす恐れがあるため、カリウムを含む輸液(維持液など)は厳禁とされる。
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