納棺の儀
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/20 01:42 UTC 版)
遺体を棺に納める儀式。蓋をして白い布で棺を覆った後、全員で拝礼する。蓋をする前に、榊の葉に水をつけて口を湿らせる末期の水の行事を行うところもある。 このときに仏教でいう「経帷子(きょうかたびら)」に相当する「神衣」と呼ばれる狩衣(男性の場合)もしくは小袿(女性の場合)をかたどった形の白い衣装を着せ、男性なら笏を持たせて烏帽子を被せ・女性なら扇を持たせて「神様の形」を作ることになる。なお、遺体は硬直やそうでなくても最近はドライアイスなどで固まっている場合がある。その際は衣装は被せるだけ、烏帽子は枕元に入れるだけのことが多い。生まれた時の産湯に相対する死後の湯罐をしてから着せる場合は柔らかくなるので何も問題はない。
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