紅安鉱(Kermesite)

Braunsdorf,Germany
Sb2S2O 画像の幅約1.2cm
水晶上に紅色の針状結晶をした紅安鉱が付いています。
紅安鉱(Kermesite)


Lac Nicolet mine,South Ham,Wolfe Co.,Quebec,Canada
Sb2S2O 画像の幅約1cm、標本の幅約2.8cm
金属光沢を持つ紅色の針状結晶が紅安鉱です。
針状結晶の放射状集合体が集まった美しい標本です。
紅安鉱(Kermesite)

Pernek,Slovakia
Sb2S2O 画像の幅約4.5cm
半透明で濃い紅色をしたとても美しい鉱物です。
産出がまれなので貴重な標本です。
紅安鉱
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/11 14:48 UTC 版)
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紅安鉱 Kermesite |
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分類 | オキシ硫化物 |
シュツルンツ分類 | 2.FD.05 |
Dana Classification | 02.13.01.01 |
化学式 | (Sb2S2O) |
結晶系 | 三斜晶系 |
対称 | P1 |
晶癖 | 針状、繊維状、放射状 |
へき開 | Perfect {100}, parting on {010} |
断口 | 脆い |
粘靱性 | 滑らかに切れる |
モース硬度 | 1–2 |
光沢 | ダイヤモンドまたは半金属のような光沢 |
色 | 赤~チェリーレッド、紫 |
条痕 | 茶褐色 |
透明度 | 半透明、不透明 |
比重 | 4.5–4.8+ |
光学性 | Biaxial (+) |
屈折率 | nα = 2.720 nβ = 2.740 nγ = 2.740 |
多色性 | 無し |
文献 | [1][2][3] |
プロジェクト:鉱物/Portal:地球科学 |
紅安鉱(こうあんこう、ケルメサイト、英語: Kermesite)とは、比較的少ない酸素を含む、独特な暗赤色の硫化鉱物。
空気に晒なければ金剛光沢、空気に触れて錆びると亜金属光沢となる。輝安鉱などのアンチモン鉱物と共存し、暗赤色から鮮赤色の条痕と、一方向の完全劈開。モース硬度は1〜1.5で、他のアンチモン鉱物の中で最も低い部類に属する。
脚注
- ^ http://www.handbookofmineralogy.com/pdfs/kermesite.pdf Archived 2021-07-12 at the Wayback Machine. Handbook of Mineralogy
- ^ http://webmineral.com/data/Kermesite.shtml Webmineral data
- ^ http://www.mindat.org/min-2187.html Mindat
外部リンク
- 紅安鉱のページへのリンク