系統・学名
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 09:18 UTC 版)
岡本勇治はナラノヤエザクラはケヤマザクラが重弁化したものであるとその著で指摘している。ケヤマザクラの学名はその後にいくどかの変更があり、また和名についてはケヤマザクラはヤマザクラにも毛のあるものがあるため現在ではカスミザクラが採用されている(和名には命名規約がない)。ナラノヤエザクラはカスミザクラが重弁化したものとなる。ナラノヤエザクラには果実が複数実ることがある。三好学(1922)は「Kapell(心皮)1-2」と指摘し、牧野富太郎(1926)は「ovarios often 2」としている。これ以降の一文はこれらから援用して表現されたものである。 三好学はナラノヤエザクラの学名を Prunus antiqua (antiquus = '古代の';「いにしえの桜」の意)と名づけた。しかし、ナラノヤエザクラは重弁化したものであり種や変種とするのではなく品種とするのが適当である。
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