精巣における小葉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/23 00:05 UTC 版)
精巣には葉に相当する構成単位はないが、白膜からなる精巣縦隔から周縁に向かって派出される精巣中隔によって分けられた精巣小葉(せいそうしょうよう、lobuli testis)をもつ。精巣小葉はピラミッド型で、基底は精巣の全周縁に面し、先端が縦隔に向かっている。また、精巣上体における精巣輸出管が集まった精巣上体頭では、管がうねうねと複雑に曲がって太くなり、底面を先に向けた円錐状となり、それら1つ1つが白膜の続きの間質でまとめられ、精巣上体小葉(せいそうじょうたいしょうよう、lobuli epididymidis; または精巣上体円錐、せいそうじょうたいえんすい、coni epididymidis)となる。ウマでは、精巣上体小葉が精巣上体頭の全部を占める。
※この「精巣における小葉」の解説は、「葉 (解剖学)」の解説の一部です。
「精巣における小葉」を含む「葉 (解剖学)」の記事については、「葉 (解剖学)」の概要を参照ください。
- 精巣における小葉のページへのリンク