粉・粒体測定用試料容器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/20 21:35 UTC 版)
「非定常熱線法」の記事における「粉・粒体測定用試料容器」の解説
セラミックス原料のような粉末や砂のような粒状物質は、JISまたはISOに規定されているような容器を用いれば測定可能で、充填量により熱伝導率の充填度依存性を知ることができる。ここで測定される熱伝導率は、あくまでも粉・粒体とその間隙を満たす気体の混合系に対するもので、材料固有の物性値ではない。固体-気体混合系の熱伝導率式を用いれば、粉・粒体自身の熱伝導率を推算することは可能である。小型の電子部品や粉・粒状でしか得られない材料の熱伝導率は、この方法が有用である。
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