篤田治郎兵衛
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2025/08/20 03:44 UTC 版)
篤田 治郎兵衛[1][注 1]（とくだ じろうべえ、1853年〈嘉永6年〉[2] - 没年不明）は、日本の商人（皮革商）[3]、皮革洋靴製造業、篤田商店店主[4]、篤田製革場主[注 2]、会社役員、政治家。
経歴
製革業を営む[2][6][注 3]。1898年市部編入後に於ける区会創設以来、議員の職にあった[2]。副議長として令望があったが、1913年に議長に挙げられた[2]。
製革業組合取締を兼ね、各種博覧会、共進会等が開かれると自家の製品を出品し、且つ審査員に任ぜられた[2]。西浜土地建物監査役[8]、西浜倉庫取締役[6][9]をつとめた。
人物
寺田勇吉の著書『部落の人豪』で、大阪市の部落の富豪として篤田治郎兵衛の名が挙げられている[1]。衆議院議員南区選挙有権者である[10]。住所は大阪市南区西浜南通3丁目[2][6]（現・浪速西[11]）。
脚注
注釈
出典
- ^ a b 『部落の人豪』120頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2025年3月14日閲覧。
- ^ a b c d e f g 『大阪の公人 附・聯合区制の小史』1008 - 1010頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2025年3月14日閲覧。
- ^ 『日本紳士録 第19版』大阪と77頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2025年3月14日閲覧。
- ^ 『大阪人士商工銘鑑』革315頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2025年3月14日閲覧。
- ^ 『日本工業要鑑 昭和7年度（第22版）』工場要録 化学工業371頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2025年8月20日閲覧。
- ^ a b c 『日本紳士録 第7版』名古屋、京都、大阪、神戸等と106頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2025年3月18日閲覧。
- ^ 『商工資産信用録 第22回』大阪府と之部44頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2025年3月14日閲覧。
- ^ 『大日本重役大観』大阪府126頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2025年3月14日閲覧。
- ^ 『日本全国諸会社役員録 明治31年』大阪府205頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2025年3月14日閲覧。
- ^ 『大阪市衆議員南区選挙有権者名簿』南77頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2025年8月17日閲覧。
- ^ 『摂津役人村文書』24頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2025年3月14日閲覧。
参考文献
- 商業興信所 編『日本全国諸会社役員録 明治31年』商業興信所、1898年。
- 『日本紳士録 第7版』交詢社、1901年。
- 芝弥一郎 編『大阪人士商工銘鑑』大阪人士商工銘鑑発行所、1902年。
- 今井弥兵衛 編『大阪市衆議員南区選挙有権者名簿』今井活版所、1911年。
- 交詢社 編『日本紳士録 第19版』交詢社、1914年。
- 山本桃洲 編『大阪の公人 附・聯合区制の小史』大阪の公人刊行事務所、1916年。
- 東京毎日新聞社 編『大日本重役大観』東京毎日新聞社編纂局、1918年。
- 蘇人寺田勇吉『部落の人豪』藤屋商店出版部、1920年。
- 商業興信所 編『商工資産信用録 第22回』商業興信所、1921 - 1926年。
- 工業之日本社 編『日本工業要鑑 昭和7年度（第22版）』工業之日本社、1927 - 1932年。
- 編集解説者 盛田嘉徳『摂津役人村文書』大阪市浪速同和教育推進協議会、1970年。
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