筆名「楚人冠」の由来
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/05 21:41 UTC 版)
「楚人冠」の名は、項羽に関する逸話から採られたものである。『史記』の「項羽本紀」によると、咸陽に入城した項羽が秦の王宮を焼き尽くしたことをある者が嘲って、次のように語ったという。 「人の言はく、『楚人は沐猴(もっこう)にして冠するのみ』と。果たして然り」 (「人言、『楚人沐猴而冠耳』。果然」:「『項羽は冠をかぶった猿に過ぎない』と言う者がいるが、その通りだな」) 杉村はアメリカ公使館に勤めていた時、自分にはシルクハットが似合っていないと考え、シルクハット置き場に「楚人冠」という目印をつけ、それを筆名にも使うようになった。
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